2010年12月16日木曜日

ふろしき講習会

ペナポリスでふろしき講習会を開きました。
ひょんなことから、シニアボランティアがアラサツーバで開催し、それに参加されたペナポリスの会長さん夫妻が、ライオンズクラブ主催で、開きました。

ふろしきはなくても、スカーフなど、正方形の布でできます。





まず、昼間はアシスタントをしてくれる方たちと練習です。
基本になるのが「間結び」。
これがけっこう難しい。覚えたと思っても、覚えてなくて。。。










夜は、ライオンズクラブで、みなさんと9種類の結び方を勉強しました。
30人以上の方たちが集まりました。


みなさん、ひとつ出来上がるごとに「お~!!!」と感動されてました。












子どもも来ていましたが、覚えるのが早い早い!!!

























とっても、楽しい講習会になりました。












日本にいたときには、ふろしきはおばあちゃんたちが使う物と思い込んでいました。
こちらでは、今、少しずつブームらしいです。
You tube で、ポル語でのふろしきの結び方のレッスンがありますよ。
ふろしきはエコにもなりますしね。

外国に来て、日本のことを知る、見直す、あらためていい機会になりました。

今後、ここで学んだことを、グァララペスでどのように活動に活かしていくかが、私の課題です。

せっかくだから、日本語学校の生徒と日本人会の方たち(お年寄り)が、つながりが持てるようなものができたらな・・・。
そして、その和が、非日系の方たちにも伝わればな・・・と

一人、勝手に、野望を抱いている私でした。



忘年会

あります。ブラジルの日系社会にも。
「ぼうねんかい」と言います。

みんなで、食べたり、飲んだり、カラオケを歌ったり、しゃべったり。











この半年で、顔見知りが増えて、話しもしやすくなりました。
そして、やっぱり、多いのが、「出稼ぎで日本に行ってました!!」とか、「子どもは日本にいるよ~。もう帰って来ないよ~」って方が多いです。

日本とブラジルのつながりの深さをあらためて感じます。

そして、今年は。
カラオケのメンバーが中心になり、みんなで「上を向いて歩こう」を歌いました。

日本人会の会員減少が進む中、少しでも、みんなの心が一つに。和が広がっていけばいいな~って思いました。

2010年12月9日木曜日

ブラジルのバス~普通バス~

ブラジルのバスについて紹介します。
毎週、ぺナポリスに行くときに使うバスはこちらです。
普通バスです。











このバス。
ノロエステ地区を走っているバスです。

バスの乗り方は。
乗るときに、運転手さんにお金を払います。(行き先によって値段は違います)
そして、このグルグルするのを回ります。











大きな荷物があるときは、ちょっと大変です。
お金を払わなくていい、ちびっ子たちは、下をくぐりぬけています。

降りるときの合図は、上の黒いひもを引っ張ります。











車内アナウンス、ありません。
寝過ごさないように!!です。

降りるときも、グルグルするのを通って降ります。

最初はドキドキでしたが、毎週のことなので、慣れちゃいました。

何よりも驚いたのは。
バス停がなくても、人が乗ってきます。
そして、自分の降りたいところをあらかじめ言っておけば、これもまた、バス停がなくても降ろしてくれます。(まだやってことありませんが)


親切なのか、優しいのか。
その光景に、5ヶ月たった今は、驚くこともなく、慣れました。

時間にルーズなブラジルですが。
私が乗るバスは、時間通りに動いています。
きちんとしているので、安心です。

この他に、長距離バスも使います。
お値段は普通バスより高いですが、リクライニングシートで、足おきもみたいなのも付いています。
とっても快適です。

まだ、写真を撮っていないので、そのうちにご紹介します。

2010年12月8日水曜日

夏休みに入りました。

ブラジルでは先週末くらいから、ほとんどの学校が夏休みに入りました。
日本語学校もそれに合わせてお休みです。
(もちろん、まだまだ勉強を頑張っている学校もあります)

って、本当に暑いんです。
ブラジルの暑さには慣れないよ~と、先輩ボランティアに言われましたが、本当です。
日中、買い物に行くのに、少し歩くだけで汗だくです。
でも、日陰は涼しいです。

さて、夏休みはすることがたくさん!!!と、頭の中にはたくさんの計画があります。
教材研究、授業の準備、ポル語の勉強・・・。

今のところ、ぼぉ~っとしています。

振り返ると、この5ヶ月。
ノンストップで突っ走ってきた気がします。
たくさんのことを考えました。いろいろなことを感じました。
頭も、心も、フル回転の日々。
今までの生きてきた中で、一番充実した5ヶ月だったかもしれません。

充電期間。
いろんな角度から、自分を見つめる期間にしたいと思います。

2010年12月2日木曜日

嬉しかったこと その2

ぺナポリスの子どもクラス。
ブラジルの学校は夏休み入っている学校もあったりで、最終日は3人しかいませんでした。
寂しいな~って思いましたが、仕方がない。
来ている生徒を大事にしなければ。

気を取り直して。
「十二支の由来」を見ました。
子どもの反応はいいですね!!!
楽しそうに見ていました。

そのうち一人の男の子(17歳)は、今日は授業できないなって思ったのか、帰る準備をして、
「先生、帰ります。」と。
「は~い。」と私。
勉強は自主性だし、この子は一人でもよく頑張るので、いいかなって思い、「は~い。」の返事。

あとで、ふり返って気付いたのが。
この子、帰るときに、「帰ります」って言った!!!
今までの彼なら、「先生・・・」と、・・・はジェスチャーだった。

お~、成長しているじゃないか!!!

この子の家庭では、おばあちゃんが日本語を話すため、リスニング力はものすごくあります。
私の言いたいことを、みんなに伝えてくれます。
ただ、なかなか、文字と結びつかない。
また、日本語を話すと、助詞が抜ける。

どうしたらいいかなって、思っていたけど。
ちゃんと身についているではないか!!!

しかも「ます形」。
(あくまでも「ます形」にこだわる私)

小さな喜びかもしれないけれど、大きな感動でした。


そして、もう一人。女の子(12歳)。
この子は、これまでかなり日本語を勉強していましたが、
書くことばっかりで話すことはほとんどできませんでした。
おまけに、恥ずかしがりやなので、消えるような小さな声。

人も少ないので、これまでの習った表現を使って、会話をしました。
ちゃんと答えられます。きれいな日本語で。

しりとりをしてみました。
これが、続くんですね!!!語彙力もあります。

人見知りなところはどうにもなりませんが、日本語を通して、自信をつけてくれたらって思います。

心が温まるぺナポリスでした。

嬉しかったこと その1

今週で日本語学校は終わり、夏休みに入ります。
ぺナポリスは、昨日で終わりでした。

怒涛のように過ぎ去った4ヶ月。
私は何をしたのかな・・・?

ぺナポリスでは全面的に授業をまかせてもらってます。
生徒さんの日本語力がどのくらいつくかは、私のやり方次第。
もちろん、生徒のやる気もありますが。
それを引き出すのも教師の仕事。

最後の授業では。
大人のクラスは。
日本の大晦日、お正月について少し話をしました。
年越しそば、お雑煮、門松、しめ縄。
それらの意味をインターネットで調べて、自分自身も「へぇ~」でした。
いかに、日本のことを知らないか。

ちなみに、ブラジルでも、お雑煮を食べるそうです。

それから、大人のクラスも、子どものクラスも「十二支の由来」について映像を見ました。
日本語のいい勉強だけでなく、ちゃんと意味があるんだな~って、私自身の再発見でした。

そんなしていると。
大人のクラスに非日系の方がいます。70歳に近い方です。奥様は日系人です。
この方、たびたび私のブログに登場していますが。
とっても、楽しい方です。
非日系って言いますが、心は日本人そのもの。いえいえ、日本人より日本人です!!!
日本語はゼロからのスタートでした。
この4ヶ月きつかっただろうなって思います。平仮名を覚えることからですから。

その方が今までのノートをめくって、
「やすみます」と言いました。
ちょっと、詰め込んでの授業だったからきつかったんでしょう。
とっても嬉しく、感動しました。

語学を勉強し始めて、成果が出るのは3ヶ月後とよく言われます。(多分)
ちょうど、この時期です。
進めることに迷いもありました。「ます形」から授業をするのに戸惑いもありました。

でも、悩みながらも、やってきたよかったなって、勇気をもらいました。

大人の方たち。
ぺナポリスも50代以上の方たちです。
人生、死ぬまで勉強っていいますが、それでもすごいなって思います。

先週は、私がサンパウロに行ってたために授業はありませんでした。
「みなさん日本語を勉強しましたか?」
と、ややいじわるな質問。
「う~ん。ちょっと・・・」との返事。

確かに、みなさん、少し勉強した、というより、日本語に触れたっていう感じがしました。
私が普通に話す日本語も分かってきました。
もともとモチベーションの高い方たちです。

会話をするってことは、自分自身をさらけ出さないといけないところがあります。
もちろん、うそや冗談もありですが、クラスの雰囲気によります。
この4ヶ月で雰囲気がとってもよくなりました。

2月からは「て形」からの授業になります。
どんな進め方がいいのか、今だに分かりません。
きっと、試行錯誤は今後もずっと続くでしょう。
逃げ出したい、さぼりたいこともあるでしょう。(笑)

それでもいいか!って思います。

授業って、生徒と教師が、共に、一つのものを、作品を作り上げていくような ものなのかな。

SPでの一週間

みなさま。

 更新がかなり滞っておりました。気付けば2週間放置。
 私は元気にやっております。

グァララペスには本格的な夏がやって来ました。
あつい、あつい。あつい。
一日に何回、着替えることか!
最高気温。知ると熱さが倍増しそうなので、知らないです。
夜はエアコンがフル回転です。(日本ではエアコン嫌いだったけど、そんなレベルではありません)


さてさて。
先週はJICAの総会があり、一週間、SP=サンパウロにいました。
健康診断、予防接種、分野別の話し合い、安全対策会議。
久しぶりの仲間との再会に癒されました。
何に悩んでいたのか忘れました。
また、一期上の先輩ボランティアの方たちともお話ができ、勇気をもらいました。

今回の総会でのイチバンの収穫は。
「太鼓」です!!
3日間、猛特訓でした!!!
前からあこがれていた太鼓。ブラジルに来る前は、『鼓動』の演奏を見て感動したなあ~
思ったより、太鼓をたたくのは難しく。初めはどうなるものかと。
でも、集中して、一曲出来上がったときには、感動の嵐☆☆☆
















みんなで協力して、助け合いながら一つのものを作り上げることの素晴らしさ。
高校生以来のような気がします。
練習しながら、高校時代の吹奏楽部のことを思い出しました。
けんかして、もめて。バカみたいに練習して。
あの時は幼かったな・・・。
懐かしい!!!

ブラジルでも、子ども・大人関係なく、こんな気持ちを味わえるような活動ができたらいいなぁ~って
あらためて思いました。

こんなのって、やっぱり、日本ならでは なのかな。