2011年1月31日月曜日

新学期スタート

今日からブラジルのほとんどの学校が新学期(新年度)がスタートしました。
(ブラジルは2月から始まるようです。)
日本語学校もそれに合わせて始まりました。

グァララペスの子どもたちです。















今年度から、去年までの複式(個別指導)をやめて、一斉に授業にしていこうと思っています。
1日1時間、週3回です。
生徒たちが、ちゃんと来るか心配でしたが、時間になったら学校に来ました。
ほっとしました。

初日ということで、今年の目標をたてました。
ポルトガル語で考えて、教師が日本語にしました。
中には、辞書をひきながら、自分なりに考える生徒もいました。

生徒の目標です。















「一生懸命勉強して、上手に日本語をはなせるようになりたい。」
「漢字を覚えたい。」
「友だちをつくりたい。」
「日本の文化を知りたい」
「能力試験に合格したい」 













子どもたちのやる気が伝わってきます。

今後が楽しみです。

2011年1月26日水曜日

ただいま改築中

グァララペスの会館はただ今、改築中です。











雨漏りがするので、水はけをよくするのをつけたり。











トイレは、障がい者の方でも使えるように。バリアフリーに。











台所の流し台も、使いやすいように。










最終的には。こんな感じになるはずです。










この改築。時代に合わせてとってもいいことだと思います。

けれど。
すっごくうるさいです。
穴を掘るために、コンクリートを「ドンドン!」

ブラジル人はあまり働かない・・・って聞きますが、そんなことはありません。

朝7時から、夕方6時まで。みっちり。。。
7時からってとこがすごいなぁ。学校も7時過ぎから始まりますけど。
お昼休みは12時から1時間。

頑張ります。
お昼休み休憩のおじちゃんたち













完成が楽しみです。

英語が話せてよかった。

って、そんなにたいして話せませんが、とりあえず、日常会話くらいなら、なんとか。
こう思うのも、とある理由により。

1月始めに、ボニートに行きました。
その時、アニューマス絶壁(Abismo Anhumas)というのに参加しようと思いました。
約82mの洞窟の中を降りて、鍾乳石を鑑賞し、登るというツアーです。

湖が広がり、鍾乳石があります。












降りるのも大変ですが、登るのはもっと大変。











そうです!!!!「海猿2」のようです。
いや~、ツアーというより、レスキューです。


本当は、参加するはずでしたが。
前日の練習で。(このツアーに参加する人は、前日に登り降りの練習があります。)


無理だと思いました。
体力がない、怖い。。。
小学校の校庭にあった、登り棒のようにはいきません。(あれから何年経ってるのか~)

ということで、キャンセルしました。(旅行会社を通していたので、既に支払い済みです)
もちろん、前日のキャンセルなので、全額お金は返ってきます。

ちなみに、参加したシェイラの話しによると。
「行く価値はあるよ!!!行ってよかった☆☆☆」と大絶賛。
彼女は、82mをたったの20分で登ったそうです。すごい!!!


で、本題はここからです。

そのキャンセルしたお金がなかなか振り込まれない。。。
それならば電話しないと。

けど、ポルトガル語・・・。頑張ればなんとかなる、かもですが、電話。。。
外国語を勉強して、一番難しいのは、電話ですね。
相手の表情が見えない。これほと、難しいのはないと思います。

「なぬ~!!」















ならば、英語!!!たしか、英語のできるスタッフがいたような。
観光地ですから(観光客しかいませんが)、そりゃあ、いますよ。
いらっしゃいました~

思い切って電話をしました。
私のことを覚えていてくださって。
無事に、お金は振り込まれました。

めでたし。めでたし。☆☆☆

ベラベラまでとはいかなくても、とりあえず、話すことができてよかったです。


「イエ~イ!」














で、思うのです。
この国の、任地の、日本語教育のありかたを。

生徒が減り、学校も存続の危機に近い状態です。
出稼ぎで日本に行く人も減りました。
ここ何年かで、ブラジル中の多くの日本人会所属の日本語学校がなくなっています。

子どもたちは、英語の塾には通っています。費用は日本語学校の2倍以上します。
それでも、ほとんどのブラジルの子どもたちは通っています。

分かります!!!
①ポルトガル語が母語の彼らにとって、英語は近い言葉なので、学びやすい。
②世界中で話されている言葉なので、必要性がある。
③将来の職業の幅が広がる。

私自身も身を持って体験しているので、よ~く理解できます。納得できます。

ならば、日本語は???

どこに価値を見いだすかです。
そして、どのレベルまで求めるかです。

「どこへ向うのやら~」

2011年1月25日火曜日

サンパウロ総領事がいらっしゃいました。

サンパウロの総領事と奥様がノロエステ地区を訪問されました。
私の任地、グァララペスとペナポリスにもいらっしゃいました。











総領事&奥様、とっても明るく、温かい方で、元気をたくさん頂いたような気がします。

なにより、移民の発祥の地というノロエステが大好きなようで。
手帳にたくさんのメモをとっておられました。 (私も真似せねば。。。笑)

自分のいる任地を訪問してくださったり、好きだ!って言ってくださると、やっぱり嬉しいですね☆
頑張ろうって気持ちがわいてきます。

奥様は感謝の気持ちをこめて、「さくらさくら」をアルゼンチンの笛を使って演奏してくださいました。










その後は、みんなで合唱したり。

言葉にしなくても、総領事&奥様の気持ちが伝わってきました。

3日間で、ノロエステ地区、10ヶ所以上訪問されました。
かなりお疲れだったと思いますが、そんな様子は一つも感じさせず。
さすがだなって思いました。
















JICAボランティアでブラジルに来ていなければ、きっと、総領事という立場の人にも出会っていなかったし、直接お話しすることもなかっただろうなって思います。

ブラジルに、こうしていれることに、感謝、感謝です☆☆☆

2011年1月21日金曜日

林間学校

2泊3日の高学年(12歳以上)林間学校がありました。
ノロエステ地区の生徒、約50名が参加しました。
会場は、プロミッソン。
ここは、上塚周平さんという方が、日本人のために、移住地を作られた、歴史ある街です。


●開校式●
 ブラジル、日本の国歌斉唱。会長、市長、生徒による誓いのことばなどなど。













●プロミッソン市長さんからプロミッソンの歴史を聞きました。●
(ポル語で難しく、お話しが長かった・・・)










●上塚周平公園へ行き、移住のお話しを聞きました。●















自分がいるノロエステ地区にこんなに歴史の深い方がいたということを知らず、またまたいい勉強になりました。


●夕食作り●
 グループことに作ります。家でお手伝いをしている人たちも多く、手際がいいです。
 もちろん、包丁を使い慣れていない人もいて。いい勉強になっています。










●瞑目合唱●
 ご飯・おやつを食べる前と食べ終わった後には、みんなで、必ず「瞑目合唱」をします。 










食べる前:
 「天地一切の恵みとこれを作られた人々のごくろうを感謝いたします。いただきます。」

食べ終わった後:
 「恵みの食事を終わって、生命に新しい力を頂きました。ごちそうさま。」

感謝する心を忘れません。


●皿洗い、後片付け●
 食後の皿洗い、後片付けは班ごとにします。
 教師が指示しなくても、2、3回参加している生徒がいいリーダーとなり、てきぱきと動きます。











●スポーツ大会(サッカー)●
 シェイラ(同期の仲間)先生、頑張ってます。


 








子どもたち、サッカー大好きです!!!
さすが、ブラジルっ子。

●フォークダンスの練習●
 キャンプファイヤーに向けて、フォークダンスの練習をしました。
 Yシニアと私の担当でした。
 ダンスは苦手だけど、ブラジルに来たらそんなこと言ってられません。
 (林間学校前日に、近くの学校の先生に教えてもらいました。音楽も探しました。)










 苦手なことだけど、やったら、やったで楽しいなって思いました。
 何より、ブラジルの子どもたちはダンスが大好き。
 自分たちで、アレンジする力もあります。すごい!!!


●キャンプファイヤー●
 雨模様の中、キャンプファイヤーをしました。
 まだ明るかったけど、実施することができたよかった。


















●劇●
 班ごとに劇を作って、発表します。
 脚本はその場で、作ります。小道具も作ります。
 日本語です。ポル語で脚本を作って、日本語になおして、作ってました。
 












子どもたちの力、想像力、創造力すごいです。
教師が指示をしなくても、うるさく言わなくても、自分たちの力でやり遂げます!!!


●リーダー会議●
 教師会議の後にはリーダー会議(班長・副班長)があります。
 リーダーは、班の仲間に話し合われたことを伝えます。
 










●掃除&ラジオ体操●
 朝、掃除・ラジオ体操(第1、第2)をしました。











●Yシニアも賞状書きに、講評に・・・追い込まれながらも、頑張りました●


●食事●
 一回の夕食作りを除き、残りのご飯&おやつはプロミッソンの婦人会の方々が作って下さいました。











たくさんの人たちの支えにより成り立っている林間学校。
いろいろなことを考えるいい時間になりました。
さすがに、かな~り疲れましたが、
ブラジルの子どもたちのたくましさ、創造力、協力性を見ることができました。
また、現地の先生方と、たくさんお話しをすることができてよかったです!!!

2011年1月18日火曜日

帰る場所

久しぶりに歌の練習に参加しました。
グァララペスの人たちに会うのは、約1ヶ月半ぶりです。
久しぶりなので、去年と同じように受け容れてくれるかな・・・って変な心配をしていました。

変わらずです。
「よう、帰ってきたね~」って。
温かいアブラッソ(ブラジルのあいさつ)もあり。

私には、帰る場所があるんだって、心がほ~んわかなりました。
何ができるか分からないけれど、これから頑張っていこうって、パワーをもらいました。



明日からは、ノロエステ地区の林間学校です。2泊3日です。
第47回と歴史があるイベントです。

けれども、時代に合わない部分もあったりします。

思い切って、現地の先生に、それぞれに、相談してみました。
私と同じ考えでした。

ただ、改善するために、どうしていいか分からないみたいです。

ボランティアの出番です!!!

みんな思いが一つになるように。
1年半後、活動を終えたときに、みんなのモヤモヤしている気持ちが、一つになるように。


出会う一人ひとりの思いを大事にしながら、取り組んで行きたい!!!と思います。

2011年1月16日日曜日

大丈夫ですよ!

先週末、ブラジルのリオ州では洪水被害がすごかったそうです。
死者が何百人と出たようです。
このニュースは、日本のテレビでも流れたみたいで。

私のことを心配して、たくさんの人がメールをくれました。
ありがとうございます。
私は、元気にやってますよ!!!大丈夫ですよ!!!

実は、このニュース。
ブラジルにいる私は、知りませんでした。
のんきなものです。

たくさんの人に見守られながら、私は、ブラジルで無事に過ごすことができているんだと、あらためて思いました。

ありがとうございます♪

2011年1月9日日曜日

今年もよろしくお願いします。

みなさん、お久しぶりです。
あけましておめでとうございます。
夏休みを利用してブラジルの南部を旅してきました。
2011年もMilenaは元気ですよ~!!!

今回は私が旅で得たもの、感じたことを書きま~す。

①一期一会
  旅をしているとき、たくさんの人たちに会いました。みんな本当に親切。
  親切すぎるくらい。
  ポル語が分からなければ、分かりやすいポル語で話しかけてくれたり。
  聞いてもいないのに、お勧めの観光スポットを教えてくれたり。
  どのバスに乗っていいか分からずおろおろしていると、見ず知らずの人が、教えてくれたり。
  この旅で出会った人たちとは、これから会うことは、恐らくないだろうけれど。多分。
  一つ一つの出会いが、貴重なもので、心温まる旅に花を添えてくれました。

フロリアノポリス ポウザーダ(ホテル)にて
     











②自然は自然のままに。
  ブラジルは広い!!自然も豊か。普段、街中に住んでいる私。
  自然を求めて、海、山を求めて旅をしました。
  ブラジルの観光地のすごいところ。
  自然を自然のままに残しています。
  フロリアノポリスの海と山はきれいだった。ぼーっと何時間でも見ていられました。
フロリアノポリス 海岸にて
  












フロリアノポリス 海岸にて












  ボニートの青の洞窟。
  午前8時から9時の間に見ることができます。日光の関係で、洞窟の中が青く光ります。
  見るためには、洞窟を歩きますが。怖い怖い。滑り落ちたら、死んでしまうんじゃないかと。
  でも、それを乗り越えれば、感動☆感動☆感動☆☆☆☆☆
青の洞窟 にて
 
青の洞窟 にて


  










日本だったら、ケーブルカーとかつけちゃうだろうなって思ったり。
自然を自然のままに残すことの大切さを感じました。

③ブラジルのクリスマス
  クリスマスは真夏。う~ん。
  イルミネーションや飾りを見てもいまいち実感がわかなかったな。
  ブラジルの人たちは家族を大事にします。家族や親戚と過ごします。
  キリスト教の人が多いからでしょう。
  街は、24日の午後からお休みに入り、25日は静か。
  全てのお店が閉まっています。
ボニートの旅行会社
サンタクロースがたくさん


  









  私はこの家族と過ごすことを大切にするブラジルが大好き!!!
  仕事より家族優先。
  日本では、クリスマスといえば、稼ぎどきだけど。
  サービス業の人にも家族はいるんだよ。家族がいるから仕事を頑張れるはず。
  家族の絆タイセツニね!!!

  ところで、クリスマスケーキというのもはなく。
  パネトーネというフルーツケーキを食べます。甘くて、おいしいですよ。

パネトーネ
   











④年越しラーメン
  年越しは、弓場(ゆば)というところで過ごしました。
  ここは、日系人のコミュニティーで、全て共同生活です。
  (弓場についてはまた、いつか、詳しく書きます。)
  ここで、年越しそばならぬ、年越しラーメンを食べました。
  麺、スープ、全て手作りです。
  やっぱり、私は日本人。スープを飲むと落ち着きます。
年越しラーメン













⑤お正月
  お正月は、同期の友達の家にいました。
  友達はホームステイをしています。ホストファミリーの家族の家に行きました。
  日系人の家族です。
  見ず知らずの私も、家族のように迎えてくれて、ご飯を食べたり、お話しをしたり。
  心の広い人たちです。

  そこで、紅白歌合戦と行く年来る年を見ました。除夜の鐘~
  一気に、日本にいる家族が懐かしくなりました。

  やっぱり、年末年始は家族と過ごすのが一番ですね。
  国は違っても、同じです。

キャッチボールを楽しむ少年たち












⑥仲間の存在
  今回の旅で、いろいろな仲間にお世話になりました。
  一緒に旅をしたり、泊めてもらったり。
  旅の途中で、私は風邪をひいてしまい、熱も出て。。。
  友達の心の温かさで回復しました。
  さすがに長期の旅だったので、疲れもたまり。
  友達の家で、ゆっくり休ませてもらいました。
  
  ありがとう☆

⑦恋しくなったグァララペス
  今回の旅。20日間、任地を離れました。
  20日間なんてあっという間って思ってたけど。
  最後の方は、グァララペスでお世話になっている方たちの顔が思い浮かびました。
  私もすっかり、グァララペスの一人になっているかな~(笑)

身も心もリフレッシュできで、癒された旅でした。

2011年も引き続き、よろしくお願いします。

みなさんにとって、素敵な一年になりますように。

Feliz 2011.


ボニート にて