2012年1月25日水曜日

『大丈夫』












大丈夫
これまでのすべてにありがとう
淋しさも悲しみも憎しみも何もかも
これからのあなたにとって
必要だった学びなんだ
生まれて良かったと笑える時が来る
すべてが変わる
新しい世界に目覚める

さぁ笑って言えるよ
今こそ「ありがとう」
生きて来た
出逢った
すべてにありがとう














(『大丈夫』 神人)より一部抜粋


神人さんという方によって書かれた本です。歌もあります。

なんだかほっとします。


送ってくれたYちゃん、ありがとう!

2012年1月24日火曜日

リサイクル

どこの国でもそうですが、発展と環境保護って比例していないような気がします。
日本は、ゴミの分別がきちんとなされ、再利用がなされています。
リサイクルについて浸透しています。

けれど、ここ、ブラジルでは、ごみの分別やリサイクルは、まだまだのような気がします。
もちろん、街や市によっては、分別のごみ箱を設置している所やプラスチックのゴミを回収しているところもありますが・・・











イベントなどに行くと、たいてい、プラスチックの紙皿や紙コップの使い捨てです。
こんなプラスチックのコップなどが、使い捨てです。












日本で分別することを当たり前にしてきた自分にとっては、使い捨てを目の当たりにすると悲しくなります。




でも、でも。
努力しているところもあります!

2ヶ月に1回行われる教師会では、コーヒー、お茶が用意されます。
できるだけプラスチックを使わず、湯飲みを使うようにしています。

先生曰く「使い捨てはもったいないので、できるだけ湯飲みを使ってください!」と。











日本語学校でも生徒は水を飲むとき、マイコップ使います。
先日行われた林間学校でもそうです。











ゴミも分別します。
プラスチック、缶、びん、紙、ハッポースチロール。
分別し慣れてない人もいるので、なかなか・・・の部分もありますが、意識づけになります。











そして最近、リサイクルを促すパッケージを良く見かけるようになりました。
ノートの裏
「自然を守るためにリサイクルしよう」
牛乳パック













「リサイクルは環境保護です」

「リサイクル箱に入った物は100%再利用されます」




また、ほとんどのスーパーで、マイバッグを売るようになったし、使用している人を見かけるようになりました。











いいことです!!

何事も一歩ずつです。

2012年1月20日金曜日

林間学校

今年も恒例のノロエステ地区林間学校が開催されました。2泊3日です。この林間学校、全てが先生達の手作りです!すごい!ノロエステ地区から12歳以上の生徒54名が参加しました。

今年のテーマは「愚公移山(ぐこういさん) 努力すれば必ず成功できる」です。
しおり















1 開校式
生徒代表の誓いの言葉もあります。










2 自己紹介
各班ごとに分かれて日本語で自己紹介をします。7~8名の編成です。班長・副班長さんは2回以上参加しているリーダー力のある生徒達が担当します。










3 昼食 
食事の前後に、班長・副班長の合図で、瞑目合唱をします。
食べる前:「天地一切の恵みとこれを作られた人々のご苦労を感謝致します。いただきます!」
食べた後:「恵みの食事を終って、生命に新しい力を頂きました。ごちそうさま!」











食べ終わったら、皿を洗います。










4 工作
班ごとに、アイディアを出し合って作りました。1時間半という短い時間でしたが、班で協力して完成させました。

 

 

たった1時間半の間に、アイディアを出して、仕上げる!この創造力ってすごいなって思います。
この工作で、班のわだかまりが取れて、仲良くなった気がします。



5 レクレーション
今年は、会場校の周辺にオリエーテーリング!
学校の図書館で本を探したり、平仮名で言葉を作ったり、お寺でパズルをしたり、ジャンケンをしたり。途中雨が降りましたが、グループで協力して頑張っていました!
 

6 料理
林間学校中、1回は夕食を自分達で作ります。今年は、手巻きと天ぷら。
どちらも初めて作る生徒ばかり。そして、初めて包丁を握る生徒も。頑張っていました。
出来た料理は本当においしかったです。
 

 


7 教師反省、班長会議。明日につなげます。


8 美化作業
毎朝、掃除をします。日本では掃除するのは当たり前ですが、ブラジルの学校には掃除なんてありません。掃除は雇われた人がします。日本語学校で経験するのは大切なことです。トイレ掃除もします。きっと、人生で初かも!














9 お話
市の環境部の方に来て頂いて、環境汚染、大量消費、リサイクル(3R)についてのお話です。
どこの国でもそうですが、発展と環境保護って比例していません。ブラジルはまだまだの国です。











10 ラジオ体操
毎朝、第一、第二ラジオ体操をします。










11 フォークダンス、歌の練習
歌:「マルマルマル」というスリランカの手遊び歌を練習しました。
フォークダンス:「木の靴(リトアニア)」「タンゴ・ミクサー(アルゼンチン)」
とっても、盛り上がりました。
 


12 ミニ運動会
グルグルバット、水風船割り、パンツで2人参脚、リレーなど。
 

13 キャンプファイヤー
火の神、栄火長、火の子、呼びかけなどの役になり、迎え火の集いが始まります。
 


交流を深めるために交歓の集いです。ゲームをします。










練習した歌やフォークダンスもします。
 

最後は送り火の集い。
実施する前に雨が降って木が湿っていましたが、なんとか火がつきました。














14 ダンスパーティ
ブラジルらしいと言えばブラジルらしいですが、今年はダンスパーティーがありました。時代の流れかもしれません。もちろん、反対する先生方もいました。でも実際にやってみると、生徒の違う面を見れたり、交流がもっと深まったり。良かったなって思います。











15 劇の発表
ノロエステ地区では毎年、生徒による手作りの劇の発表があります。この3日間で台本を自分達で作り、小道具を作り、練習し、発表します。もちろん、日本語です。先生達はほとんど口出しをしません。生徒の創造力、演技力ってすごいですね。ブラジルの子ども達は、本当にそういう面に長けていると思います。
 


 





16 閉校式
生徒代表のお礼の言葉。











3日間、朝食、昼食、夕食、おやつとボランティアで作って頂いた婦人会の方にお礼のあいさつ。
 



この林間学校。生徒は一人R$60.00(3,000円くらい)を払いますが、それだけでは足りません。ほとんどが日系人が経営しているお店などからの寄付で成り立っています。













私自身、日本とブラジルの違いがあり、戸惑うこともありますが、現地の先生達と話をしながら、
とてもいい勉強になりました。
こちらの先生達はすごく前向きで、気転が効く気がします。
そして、場を盛り上げたり、生徒をのせたりするのが上手です。
生徒をがみがみ怒りつけたりしません。

ある先生がおしゃっていました。
「悪いことは悪いときちんと伝え、それを引きづるのではなく、よりいい方向にいくように持って行くのも教師の仕事の一つだ」と。

その通りだと思います。こんな考えの先生方に出会い、一緒に仕事ができるって、私にとってもこの上ない幸せです。

今年の林間学校は、担当校の先生方がアイディアを出して本当に頑張ってくださいました。
たくさんの生徒が参加するように、宣伝のビデオを作ったり、faebookで流したり。
そして、コップ(毎年恒例)とT-shirtも作りました。
 

こういう頑張りや細かい気遣い(盛り上げ)が、生徒に伝わっているんだなって思います。

林間学校は大変だけど、いい疲れを感じた3日間でした。