寒い日が続いています。ブラジルでは、寒いと、日本語学校に生徒が来ません!休んでしまいます。ブラジルの学校にはちゃんと行っているようですが、習い事になると、ちょっと遠くなるようです・・・
それでも、休まずに来る生徒もいます!
最近の学校の様子です。
グァララペスでは、生徒がめっきり減ってしまいました。5人くらいになりました。大学進学、ブラジルの学校が忙しい、他の習い事がある。すぐに成果が出るわけではない日本語を勉強し続けるのは大変です。これまで、私自身もいろいろと努力はしてきましたが、長年の学校の体質などもあるのでしょう。難しいところです。
頑張って勉強してる生徒も、私の帰国と共に辞めます。(これも仕方のないこと)
なんだか最近は、勉強をするっていうよりは、日本語になじむ、日本文化を楽しむ時間になっています。
少し前までは、それでいいのかな?日本語学校の役割は?って考えたりもしましたが、悩んだ結果、「これでいいんだ!」ってようやく思えるようになりました。
どれも、私じゃないとできなかったこと。
1年、2年という短い期間だけど、純粋な日本人と接し、日本の何かを学ぶことができたことは、生徒のこれからの人生にとっては、何かしらの影響を与えられたんだろうって思います。
(自分自身がALTから影響を受けたように)
こちらは、「ケンケンパ」!子どもたち大好きです。体力もあるし。
ちなみにジャンケンのかけ声は日本と同じです。
こちらは「こどもの日」。ブラジルは10月が子どもの日ですが、日本を意識して、折り紙でこいのぼりと吹き流しを作りました。こいのぼりより、吹き流しを気に入って、何個も作っていました(笑)
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写真映りがよくないです・・・ |
一方のペナポリス。
2003年にできた日本語学校ですが、現地教師、学務部長、生徒、保護者に恵まれ、少し安定したかなって思います。もちろん、問題や授業の進め方など、いろいろ課題はありますが、生徒がいる、喜んで学校に来るって、嬉しいことです。
こちらの生徒達は、夜、学校にやってくる生徒がほとんどです。小さい子たちがです。
朝はブラジルの学校、昼は習い事が忙しく、また親も仕事のため送り迎えができないため、夜に来ます。
頑張るな~って思います。
いろんな年齢層の子どもたちがいて、進度もレベルも様々ですが、それがお互いいい刺激になってるようです。何より、たくさんいるので、歌を歌えば盛り上がり、折り紙をすればワイワイ!
疲れた様子でやってくる子ども達が一気に元気になります。
子どものキラキラは、私の元気の源です。
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母の日の折り紙 |
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作:14歳の女の子 |
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作:7歳の女の子 |
少しずつこの2年間を振り返っています。濃い2年間なんだろうなって思います(笑)。
JICAボランティアには、「○○をしなさい」というような決まりはありません。あくまでも、自分の目で見て、現地の視線にたって、求められている活動をする、です。
「これがいい!」って言った基準もありません。場所が違えば、求められていることも違い、できることも違い。十人十色です。
いい意味では「何をしてもいい!」、別の方向から言えば、「したくなければ何もしなくてもいい・・・」。
どこまでも、自分次第です~。
これまで、常に誰かに評価される中で生きてきました。学校、仕事、家族、友達、近所の人・・・。
ある一定の決まった基準があり、その中でごちゃごちゃと評価され、「自分は何者か?」「自分のことを知らないのに、勝手に決め付けないで」って、もがいてきました。
そんな中で生きている自分が、すごく嫌でした。狭い世界だなって。
けど、自分はその世界に慣れ親しみすぎていたんだなって、あらためて気付かされました。
そして、それに、とらわれ過ぎていたなって。
残り1ヶ月と少しを前に、そんなことを考える日々です。
(ちょっと長文になってしまいました・・・)