先日、あるお宅におじゃました時。その方の「お母さん」が移住したときの“パスポート”を見せてくださいました。今から84年前のものです。濃い緑色のパスポート。本籍、身長、特徴などが書いてあります。手の指紋もとってあります。出国、入国日のスタンプが押してあり、60日に及ぶ航海です。見せて頂いたとき、鳥肌がたちました。一家の宝物であり、ブラジルに日本人がいる、日本がある証です。何よりも貴重なものを見せて頂いたことに感謝です。1908年にブラジル移住が始まってから100年が経ちました。孫の世代になり、家庭で日本語を話す機会が少なくなってきているようです。私がここに来てから、「もっと日本語を話したい、勉強したい」とおっしゃる50代以上の方がたくさんいます。もちろん、若い人、子どももいます。100年経てば、時代が変わり、昔のようにいかなくなっているもの現実の一つです。そんな中、私ができることは何だろう?この時代にここに来た意味は何だろう?と考えます。
100周年の時の、日本とブラジルの国旗をモチーフにしたバッジ
グァララペスには私の第2のお母さんと呼べる人たちがたくさんいます。みんな、私の母と同じくらいの年齢と聞いて、「じゃあ、ブラジルのお母さんね!」と。本当に優しくて、親切です。(母強し!!!)「家に一人は寂しいでしょ」「一人で食べるご飯はおいしくないよ」といつもご飯に誘ってくれます。金・土・日はどこかのお宅へ出かけて、昼ご飯や夜ご飯をごちそうになっています。みんなで、ワイワイおしゃべりしながら、笑いながら食べるご飯は最高においしいです。おかけで、太りました・・・(やせるよりはいいですね)グァララペスに来て、1ヶ月が過ぎました。もう、半年ぐらいいる気がします。(笑)この地が私にはぴったり合ってます。いい人たちに出逢えて、私は幸せものです。
9月から、ぺナポリスで夜の授業を始めました。今までは、火曜日と木曜日にぺナポリスまで通っていました。片道2時間半、往復5時間を週に2回通うのはさすがにきつく・・・。ぺナポリスの会長さんが、泊めてくださいました。ありがたいことです。昼ご飯、夜ご飯、朝ご飯とお世話になっています。「ここはあなたの家だからね!!遠慮せずに、自由にしてね!!」と会長さんご夫婦。お言葉どおり、我が家のように過ごしました。授業をすると、やっぱり疲れてしまいます。ベッドでゆっくりしていると、誰かが、何かをしている音がします。(ご飯を作ったり、片付けたり、話し声だったり。)その音が心地いいこと。今まで、日本にいる時は、うるさい!としか思っていなかったけど。家族のありがたさを感じます。異国の地に来て、家族のように接してもらえることに、本当に感謝です。