2010年12月2日木曜日

嬉しかったこと その1

今週で日本語学校は終わり、夏休みに入ります。
ぺナポリスは、昨日で終わりでした。

怒涛のように過ぎ去った4ヶ月。
私は何をしたのかな・・・?

ぺナポリスでは全面的に授業をまかせてもらってます。
生徒さんの日本語力がどのくらいつくかは、私のやり方次第。
もちろん、生徒のやる気もありますが。
それを引き出すのも教師の仕事。

最後の授業では。
大人のクラスは。
日本の大晦日、お正月について少し話をしました。
年越しそば、お雑煮、門松、しめ縄。
それらの意味をインターネットで調べて、自分自身も「へぇ~」でした。
いかに、日本のことを知らないか。

ちなみに、ブラジルでも、お雑煮を食べるそうです。

それから、大人のクラスも、子どものクラスも「十二支の由来」について映像を見ました。
日本語のいい勉強だけでなく、ちゃんと意味があるんだな~って、私自身の再発見でした。

そんなしていると。
大人のクラスに非日系の方がいます。70歳に近い方です。奥様は日系人です。
この方、たびたび私のブログに登場していますが。
とっても、楽しい方です。
非日系って言いますが、心は日本人そのもの。いえいえ、日本人より日本人です!!!
日本語はゼロからのスタートでした。
この4ヶ月きつかっただろうなって思います。平仮名を覚えることからですから。

その方が今までのノートをめくって、
「やすみます」と言いました。
ちょっと、詰め込んでの授業だったからきつかったんでしょう。
とっても嬉しく、感動しました。

語学を勉強し始めて、成果が出るのは3ヶ月後とよく言われます。(多分)
ちょうど、この時期です。
進めることに迷いもありました。「ます形」から授業をするのに戸惑いもありました。

でも、悩みながらも、やってきたよかったなって、勇気をもらいました。

大人の方たち。
ぺナポリスも50代以上の方たちです。
人生、死ぬまで勉強っていいますが、それでもすごいなって思います。

先週は、私がサンパウロに行ってたために授業はありませんでした。
「みなさん日本語を勉強しましたか?」
と、ややいじわるな質問。
「う~ん。ちょっと・・・」との返事。

確かに、みなさん、少し勉強した、というより、日本語に触れたっていう感じがしました。
私が普通に話す日本語も分かってきました。
もともとモチベーションの高い方たちです。

会話をするってことは、自分自身をさらけ出さないといけないところがあります。
もちろん、うそや冗談もありですが、クラスの雰囲気によります。
この4ヶ月で雰囲気がとってもよくなりました。

2月からは「て形」からの授業になります。
どんな進め方がいいのか、今だに分かりません。
きっと、試行錯誤は今後もずっと続くでしょう。
逃げ出したい、さぼりたいこともあるでしょう。(笑)

それでもいいか!って思います。

授業って、生徒と教師が、共に、一つのものを、作品を作り上げていくような ものなのかな。

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