2011年11月24日木曜日

今年もありがとうございます。

みなさん、誕生日のメッセージありがとうございました。
無事に、ブラジルで31歳になりました。
サプライズの誕生会もあり。素敵な誕生日を迎えることができました。

 

10、20代のときは、30代っていったらすっごく大人に感じていたけど、まだまだ子どもです。
いろいろな人に、いろいろな所で支えてもらっています!
今更ながら、そのことに気付きました。

ブラジルで迎えた2回目の誕生日。


悩みって、結局は自分で作り出しているもので、自分自身が問題にしているんだな。

けど、悩んだことは無駄じゃないし、プラスになっているな。

なんだか、肩の力が抜けて、楽に生きれるようなきがします。

これからも、こんな私をよろしくお願いします。

2011年11月19日土曜日

研修会

11月19日(土)、ノロエステ地区日本語教育研修会がありました。

午前中は、ブラジル日本語センター 鶴田広子先生の講義
 「評価について」~『子ども日本語テスト』を題材に~










午後は、国際交流基金 池津丈司先生の講義 
 「10年後・20年後も繁栄する日本語学校」










どちらも、日本語のみでの講義なので、通訳付き。
通訳はアラサツーバ校の先生方がされていました。すごいな~!

講義の内容は、地域の事情、学校の事情などなどあるので、当てはまらないところや難しいところが・・・。
でも、講義をされた先生と個人的にお話をしてみて、それぞれ信念を持ってらっしゃるな~強いな~と。
私も、これは譲れない!っていう変な頑固さがあるので、そこの部分は納得したり(笑)


講義では、活発な意見が。
ブラジルに来て思うのですが、ブラジルの人たちは(日系人も)、自分の意見をはっきり言います。年齢、立場、役職などは関係ありません。意見を交わしながら、納得するところは納得したり。けんかになりそうな時も。
でも、その後は、「○○さんがあの意見を言ったから、ちょっと・・・」みたいな、変な引きずりはありません。みんな、あっさりとしています。

ブラジルのいい所だなっていつも思います。
意見を交換するのは、相手をやっつけるわけでもなく、よりよい方向に持っていくため。そして、お互いの考えを交換しながら、新しい発見があったり。やっぱり、自分の譲れないところがあったり。みんなが向上するような気がします。


ブラジルのことを知れば知るほど、好きになります。

そして、サプライズもあり。











幸せ者です。

2011年11月14日月曜日

一人の女性の発祥の地

先日、マンゴー畑に行くときに、82歳の女性の方も一緒に行きました。
この方は、長年、会館に住んでいて、掃除をしたり、日本人会のために働いていたそうです。また、日本語学校でも先生をされていたそうです。
ブラジル生まれの2世のですが、「日本人」として育てられ、日本人の心をしっかりと持っていらっしゃいます。とても冷静な方で、今のブラジルのこと、日系社会のこと、出稼ぎのことなどを客観的に見ておられ、お話して共感できるところ、学ぶところが多かったです。

この方が、マンゴー畑に行くときに、
「子どもの頃、このあたりに住んでいたのよね。確か、竹林があるあたり・・・」と。


少し行くとありました!!!
竹林。そして、マンゴーの木。家。








このあたりは、今では大きな牧場になっており、ほとんどがブラジル人所有の土地になっていますが、初期の日本人が戦前に入植したところだそうです。戦前に!です。
この方のご両親は昭和4年頃(1929年)ブラジルに来たそうです。
きっと、『さあ 行こう 一家をあげて 南米へ』というポスターを見て、成功して日本に帰ることを夢見たことでしょう。
そして、彼女はここで生まれ、育ちました。


日本人が入植したところには、たいてい、竹を植えていたそうです。
「竹林があるところは、日本人が住んでいたところだよ」と。
道を進むと、朽ちた家などがありました。
「ここには○○さんが住んでいたね。」

「この道を通って、ブラジルの学校にいったよ」と。
今でこそ車が通るためにきれいになっていますが、当時はもっともっともっとでこぼだったでしょう。















話を聞いて、また、竹林、マンゴーの木、家を発見でき、何ともいえない気持ちになりました。


この方、苦労したことを苦労したように話はしませんが、話のふしぶしに苦労の跡を感じました。日本人同士の争いもあったようです。女性だから・・・という差別もあったようです。
それでも、誰のせいにすることなく、語っていました。


一人の女性の発祥の地であり、家族の歴史、思い出、苦労がつまった場所。


ドラマの世界のことではありません。
本当にあった事実です。


この方の歴史に触れることができ、本当にありがたい気持ちになりました。



ブラジルに来て、いろいろな日系の家族の方と出会います。
どの家族もそれぞれにいろいろあるとは思いますが、とても家族のつながりを大切にしているなぁと感じます。祖父母、両親、子ども、孫、ひ孫・・・。

時代が変わり、○○人という壁が少なくなり、ブラジルの中でもグローバル化が進んでいます。
4世、5世の時代になりました。
日本語を話す世代も減り、名前にも日本語の名前がつけられなくなっています。それでも、彼らの「心」には、日本人として「何か」を感じます。うまく言えませんが、彼らと接していると、そう思います。

きっと、自分の先祖が日本人であり、どんな生き方をしてきたのか、家庭で語り継がれているんだなあと思います。また、親、祖父母の背中から何かを感じ取っているのでしょう。











やっぱり、家族っていいな~。

2011年11月13日日曜日

大自然の中でよい休日 おまけ

これは何の実、何の花でしょう?

 

トマトじゃないですよ~。

「アセロラ」です。ジュースにするとおいしいです。ビタミンCもいっぱい!



続いて。何でしょう?

 

「スターフルーツ」です。水分が多くて、甘くて、おいしいですよ☆


続いて。










「マンジョッカ」。日本ではタロイモって言うみたいです。
ゆでたり、スープに入れたり。揚げたり。
お気に入りは、ポテトフライみたいにして揚げたの!
食べ出したら止まりません&やめられません。


続いて。写真がちょっと小さいですが。













「アボガド」。
木になるんですね~。
これは小さいですが、大きいのはサッカーボールくらいなのもあります。
サラダやジュースにするとおいしいです。栄養満天!



それから。


 


「バナナ」。ブラジルに来て知ったのですが、バナナもいろいろ種類があるんですね。
名前も面白いですよ。
「バナナマッサン」 → バナナりんご。
「バナナナニカ」 → 小人のようなバナナ。
甘酸っぱくて、おいしいです。


そして。「かぼちゃ」。ちょっとした土地を利用して、作っています。

 

この日サンパウロから帰省していた息子さん夫婦(次男)は、お土産だ~って言って、たくさんの野菜を収穫していました。











どこの国も同じだと思いますが。

田舎は仕事がなかなかナイけど、やっぱりいいな~って思います。

癒された休日でした。

大自然の中でよい休日

マンゴー好きな私。願いが叶いマンゴー畑に行ってきました。
ブラジルに来てから、やりたいことが実現している気がします。

この日は曇り空でそんなに暑くもなく。子どもみたいにはしゃいだ日でした。(笑)

まずは、ライチ。



日本では、凍った黒っぽい色のライチしか見たことなかったけど、こんな色しているんだ~
たくさん実がなる木もあれば、全然実がならない木もあり、面白い果物だよ~と。

続いて、マンゴー☆



たわわになっているマンゴー畑がどこまでも続きます。
種類も何種類もあるそうです。もう少し色づいたら、収穫するそうです。
今年は良くなっているとおっしゃっていました。ラッキー!!
このマンゴー。先週は、お隣のパラグアイのアスンシオンでも売られたそうです。
マンゴー畑を前に、満面の笑みでした!


その他、さとうきび、バナナ、みかん、大豆、ゴムなどが育てられていました。
どこまでも続く畑を見ていると、雄大な気持ちになります。











この方は、親子で農業をされています。お父さんは、最初、もっと田舎のほうに土地を買い、お金を貯めて、今のこの土地を購入して、ここまで大きくしたそうです。
農業は、大変です。天気に左右されたり。
同じ作物を4,5年植えたら違う作物を植えていかないと土地がやせほそっていくので、息子さん(長男)があちこち走り回りながら、工夫して、頑張っているようです。
月曜日から土曜日まで働き、忙しいときは日曜日も働くそうです。休みがありません。
こんなに広大な土地なので、信頼できる人がここに住んでいて、丁寧に育てています。
毎日、たくさんの人が働きに来ます。


毎日何気に食べている食べ物。たくさんの人の手と、愛情がつまっているんだなって、あらためて思いました。

2011年11月12日土曜日

日本との交流 1回目

9月末から沖縄の伊良部高校の生徒とグァララペスの生徒が文通を始めました。
実現したのも、ご縁があってのことです。
7月に、日本からの研修で沖縄の先生がサンパウロにいらっしゃいました。高校生くらいの生徒と交流をしたいという話を同期の仲間に聞き、始まりました。
同期の仲間の存在、ネットワークにありがたさを感じます。

やり取りは生徒が書いたものを、それぞれの教師がメールに添付して送っています。
これだと、郵送料がかからないし、早いのでいいですね。現代社会すごい!
ただ、手紙を受け取って、わくわくしながら封筒を開けて、手紙を読む喜びは、少なくなってしまいますが、ブラジルの生徒は忙しくてなかなか学校に来れないという事情もあるので、スムーズにいっています。

対象は高校生5人です。(5人しか生徒がいないですけど。)
文通相手は、それぞれの生徒の特徴などを、例えば、アニメが好き、日本の音楽が好き、アメリカの音楽が好き・・・といった感じで、教師どうしで決めました。

1回目は伊良部高校の先生が作ってくださったプロフィールに、日本語または英語で書きました。

 

 


内容は、スポーツ、趣味、夢、私にとって一番大切なもの、一言紹介です。

書きたいことがたくさんあるんですね。30分くらいの短い間に、自分のことを素直に書いていました。

ブラジルの子どもたちに接していて、いつも思うのですが、自分のことを素直に表現するなって思います。飾ることなく、本当に素直な気がします。


こんな子どもたちと接していると、私も素直になれる気がします。

2011年11月10日木曜日

原点

みなさん、お久しぶりです。気付けば11月も半ばに。早いです。
ブラジルは雨季に入ったようです。40度近い暑い日が続いたと思えば、突然の大雨で秋のように涼しくなり。その繰り返しです。

最近、日本で「所ジョージの笑ってこらえて」でブラジルのことが特集されているみたいです。いろんなところで、ブラジルのことを知ってもらえるって、今、ブラジルに住んでいるものとしては、とっても嬉しいです☆
ブラジルが近くなっているのかな。


ブラジルは、近くて遠い国?遠くて近い国?
遠くて近い国です。

ブラジル派遣が決まるまでは、遠い国、未知の国でした。

派遣が決まり、研修で移民のことを学び、無知である自分が恥かしくなりました。

ブラジルに来てみると、見ず知らずの日本人のことをこんなに温かく受けれてくれる国、人々。
それも、これまで移住してきた人たちの苦労と努力があったから。

最近、そう思うのも、ある本と、DVDに出会ったから。

 





「ハルとナツ」
研修中に見て、涙しました。こんな歴史があり、つらく悲しい思いをした人たちがたくさんいたんだと。これから私は、この人たちが築いてきた日系社会に入っていくんだと、気持ちを引き締めた気がします。

「ワイルド・ソウル」
サンパウロにある国際交流基金が運営している図書館にある本です。何気に手に取りましたが、一気によみました。アマゾンの戦後移住の話です。事実を素材にしたフィクションですが、考えさせられました。


そして、はっとさせられました。
ブラジルに来る前の初心をいつのまにか忘れ、見失い、自分はおごり高くなっていたんじゃないかなと。
ボランティアとして何かをしないととか、自分の立場ばかり考え過ぎていたような気がします。

1年4ヶ月経ち、これらの本やDVDに出会ったのは何かの縁なのかな。

残りの活動を、ブラジルでの生活をどうしたらいいのか、見つめ直すいい機会になりました。