2012年5月6日日曜日

敬老会

5月1日は「労働の日」で祝日。毎年、グァアララペス日伯文化協会ではこの日に『敬老会』を開催しています。日本人会ならではの行事です。お年寄りに敬意を示す大切な日です。高齢化が進んでる文協ですが、きちんとおもてなしをしています。
 


前日から婦人会は料理作り。日本では仕出し屋さんにお弁当を注文しますが、ブラジルにはありません。なので、料理は全部手作りです。













寿司、おいなり、赤飯、煮しめ、鶏肉のソテー、ミニ焼き鳥、パステル、コッシーニャ、春雨の酢の物、まんじゅう、寒天。










ごちそうが並びます。

そして、お土産のお弁当も。













こちらは、敬老者の皆様。みなさんおめかしをして、いらっしゃいます。
この年代の方々は、1世、2世、3世です。ブラジルで生まれた方がほとんどですが、日本人として育てられた世代です。時間などきっちり守ります。











そして、市長も毎年、お祝いにいらっしゃいます。日系社会に興味を持って頂けるのは嬉しいことです。でも、それは、この地で、これまでの方達の功績が大きいということも言えるかもしれません。

最高齢の方の乾杯の後、ご飯をおいしく頂きます。
 

日本語学校の生徒もお祝いの発表を。
自己紹介、大きなくりの木の下で、アイアイ、マルモのおきて。
 

はっぴを着て世界花音頭。










生徒も減ってしまい、この日の参加は3名のみ。時代の流れなどのため、もうどうしようもできません。

でも、子どもの発表っていいですね。会場にいる方達が自然と笑顔になります。子どもの力ってすごいなって思います。


こうやって、会員の方達と過ごす行事も残りわずかになりました。私は、あまり人見知りをするタイプではないので、気軽に話をするほうですが、今までは、緊張感があったんだなってあらためて思いました。
今回、いろいろな方と話をして、家族のように、ブラジルにもう何年もいるような感じになり、打ち解けて話ができた気がします。もちろん、それだけの年月が過ぎたっていうのもあります。

日系社会も高齢化が進み次の世代があまりいません。会員の減少も進んでいます。
4世、5世、これからの世代の人たちは、ブラジル人として生きています。それは、この地で生きていくには必要不可欠なことです。

いろんな方と話をして、みなさんその現実を受け止めているのを感じました。
時代の流れに逆らうことなどできません。

なんだか思うのは、これからの時代、日本人、ブラジル人、アメリカ人・・・っていう、「○○人」はあまり関係のないような気がします。国籍上はどうしても大切なことかもしれませんが、グローバル化が進んでいるこれからは、一人の人間として、相手の『心』をちゃんと見れる人が求められているのかなって、そんなことを考えたりもしました。


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