2012年5月23日水曜日

お話発表会

地区のお話発表会がありました。私にとっては、最後の学校行事です。
昔は、「弁論大会」だったようですが、今は、「お話発表会」に。生徒に少しでも日本語を発表する機会を与えようという趣旨です。なので、発表の仕方もいろいろ。一人で、グループで、劇などなど。

前半は、5歳から12歳以下の子ども達の発表。
大きな舞台で、母語ではない日本語を発表します。自己紹介、大きくなったら・・・などなど。
ドキドキです。でも、みんなとっても上手に発表していました。


 



グァララペスの9歳の女の子です。

私は中上りえです。9歳です。私の誕生日は5月29日です。私はさしみが好きです。
私のうちに鳥がいます。名前はききです。1歳です。銀色と黄色です。よく飛びます。
どうぞよろしくお願いします。

勉強を始めて1年です。家でも練習。
ブラジルの学校にもノートを持って行って、1週間で覚えてきました。すごいです!
原稿を作るとき、自分の好きなこと、言いたいことを嬉しそうに説明してくれました。












後半は13歳以上の生徒です。日本語を勉強して間もない生徒から、日本から帰国した生徒までいろんな生徒がいます。それぞれのレベルに合わせて発表です。
 



ペナポリスの14歳の女の子。










私の名前は川村ゆり子です。14歳です。私は犬が好きです。私のうちに犬がいます。
名前はガルです。大きいです。茶色いです。寝るのが好きです。
私は大きくなったら、建築家になりたいです。数学が好きだからです。
私の父はエンジニアです。私が建築家になったら、父を手伝いたいです。
夢がかなうように、がんばります。

とても恥かしがりやの生徒です。が一生懸命覚えて、堂々と発表していました。

どの生徒も、去年よりも上手でした。少し自信がついたかな!


1年前は、私は、このお話発表会のことをあまりよく思っていませんでした。生徒は自分で原稿を書けないし、発表のために追われる気がして、何か役に立っているのかな・・・と。

でも、2年目になると、お話発表会はあっていいな!って気持ちになりました。
もちろん、原稿は生徒がポルトガル語で書いたものを、教師が簡単な日本語にします。
けれど、生徒が一生懸命、自分の言いたいことを覚えて、発表するっていう過程が大切だなって!それを通して、日本語の語彙が増えたり(多分)、発音が良くなったり、発表の礼儀を学んだり。
成長してるなっていうのを感じれたからだと思います。

また、保護者にとっても、子どもが家で練習しているのを見たり、堂々と発表しているのを見るいい機会にもなります。


5歳~12歳以下
13歳以上







3 件のコメント:

  1. マーちゃん2012年5月24日 0:57

    そうなんだよね。過程が大切なんだよね。みっきいさんが最後みんなと笑顔でお別れするんだろうなって・・そんな様子が
    身に浮かびます。

    返信削除
    返信
    1. マーちゃん2012年5月24日 1:00

      あ、間違い、目にうかびますです^^;

      削除
  2. マーちゃんさん。ありがとうございます。
    いろんなことを考えてセンチメンタルになりがちな日々です。
    けど、やっぱり、私らしく、笑顔で!ですね。

    返信削除