2011年11月10日木曜日

原点

みなさん、お久しぶりです。気付けば11月も半ばに。早いです。
ブラジルは雨季に入ったようです。40度近い暑い日が続いたと思えば、突然の大雨で秋のように涼しくなり。その繰り返しです。

最近、日本で「所ジョージの笑ってこらえて」でブラジルのことが特集されているみたいです。いろんなところで、ブラジルのことを知ってもらえるって、今、ブラジルに住んでいるものとしては、とっても嬉しいです☆
ブラジルが近くなっているのかな。


ブラジルは、近くて遠い国?遠くて近い国?
遠くて近い国です。

ブラジル派遣が決まるまでは、遠い国、未知の国でした。

派遣が決まり、研修で移民のことを学び、無知である自分が恥かしくなりました。

ブラジルに来てみると、見ず知らずの日本人のことをこんなに温かく受けれてくれる国、人々。
それも、これまで移住してきた人たちの苦労と努力があったから。

最近、そう思うのも、ある本と、DVDに出会ったから。

 





「ハルとナツ」
研修中に見て、涙しました。こんな歴史があり、つらく悲しい思いをした人たちがたくさんいたんだと。これから私は、この人たちが築いてきた日系社会に入っていくんだと、気持ちを引き締めた気がします。

「ワイルド・ソウル」
サンパウロにある国際交流基金が運営している図書館にある本です。何気に手に取りましたが、一気によみました。アマゾンの戦後移住の話です。事実を素材にしたフィクションですが、考えさせられました。


そして、はっとさせられました。
ブラジルに来る前の初心をいつのまにか忘れ、見失い、自分はおごり高くなっていたんじゃないかなと。
ボランティアとして何かをしないととか、自分の立場ばかり考え過ぎていたような気がします。

1年4ヶ月経ち、これらの本やDVDに出会ったのは何かの縁なのかな。

残りの活動を、ブラジルでの生活をどうしたらいいのか、見つめ直すいい機会になりました。

2 件のコメント:

  1. 「遠くて近い国」って言葉、
    わたしもよく考えるよ。
    近い将来、
    絶対にブラジルブームが日本にやって来る☆

    わたしたちがこっちでできる限りのことをすることは、
    必ず日本とブラジルをつなぐ何かになると思う。
    「何か」って、よく分からないけど。
    考えすぎて動けなくなる「頭でっかち」じゃなくて、
    とにかく動いてみる「心でっかち」でいこう!!
    って最近思うよ。

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  2. Angelica!ありがとう。
    「心でっかち」か。ブラジルにいるとそう思えるね!
    いい言葉だね。

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