2010年9月8日水曜日

パスポート~84年の歴史~

先日、あるお宅におじゃました時。

その方の「お母さん」が移住したときの“パスポート”を見せてくださいました。

今から84年前のものです。



濃い緑色のパスポート。
本籍、身長、特徴などが書いてあります。
手の指紋もとってあります。


出国、入国日のスタンプが押してあり、60日に及ぶ航海です。



見せて頂いたとき、鳥肌がたちました。
一家の宝物であり、ブラジルに日本人がいる、日本がある証です。



何よりも貴重なものを見せて頂いたことに感謝です。



1908年にブラジル移住が始まってから100年が経ちました。
孫の世代になり、家庭で日本語を話す機会が少なくなってきているようです。



私がここに来てから、「もっと日本語を話したい、勉強したい」とおっしゃる50代以上の方がたくさんいます。もちろん、若い人、子どももいます。

100年経てば、時代が変わり、昔のようにいかなくなっているもの現実の一つです。



そんな中、私ができることは何だろう?この時代にここに来た意味は何だろう?と考えます。




100周年の時の、日本とブラジルの国旗をモチーフにしたバッジ

3 件のコメント:

  1. としみんです。

    慰霊祭や盆踊りで
    こちらのお年寄りと話したりするけど
    全身が歩く日系の歴史なんだよね。

    よし。わしも今度パスポート見せてもらおう。

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  2. それは本当に歴史的な資料ですね!
    バッヂも素敵です。
    こちらの日本語学校では、ドミニカ共和国と日本の国旗が並んだTシャツがあって、それが学校の制服です。
    今度、またブログにupしたいと思っています。
    ブログ、リンクさせてもらいました☆
    しょうこ

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  3. toshiminさん
     「歩く日系の歴史」確かに!!だよね。多分、それは私たちが外から来た人間だから気づくことなのかな・・・って。出会いを大切にだね。

    SHOKOさん
     学校の制服はいいね。ブラジルも100周年のときに作ったTシャツがあるよ。素敵だよね~
     ブログのリンクありがとう。私も近いうちに、リンクさせてもらうね☆

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